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プレコートボルトについて

1.プレコートボルト加工とは?

ねじ自体が優れたロック効果・シール効果を発揮

プレコートボルト加工は、ボルトなどのねじ部に特殊ナイロンや高反応性固着剤を加工し、ねじ自体にロック機能やシール機能を持たせる加工技術です。
スリーボンドでは、次の2種類の加工技術を提供しています。

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2.スリーロック加工

スリーロック加工とは?

  • ねじ部にナイロン樹脂を融着加工して、ねじ自体にゆるみ止め効果などを持たせる加工技術です。
  • ナイロン樹脂の特性をねじの締結機能向上に応用したもので、優れた効果を発揮します。

スリーロック加工の効果

ゆるみ止め(ロック)効果

ナイロンの弾性が摩擦保持力を発生させ、ねじ部の相対運動を止めます。

もれ止め(シール)効果

加工されたねじをねじ込むと、ナイロンがねじの山と谷のすき間を完全に埋めます。

調整(アジャスト)効果

ナイロンの反発弾性力によりゆるみを止めるので、増締め、戻しなどの調整が可能です。

繰り返し使用が可能

特殊ナイロンの優れた弾性、耐摩耗性、耐薬品性、およびボルトの材質に対しての優れた接着性によって、JASO規格(自動車に使われる部品の試験方法)に準じた5回以上の繰り返し使用が可能です。

反応性固着剤では不可能だった、この繰り返し使用の実現こそ、スリーロック加工の大きな特長の一つです。

【スリーロック加工の使用例】

  • 携帯電話、ノートパソコンに使用される小ビス脱落防止
  • カーナビ、カーオーディオに使用される小ビスのゆるみ防止
  • その他、眼鏡の小ビス、各種ボルト

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3.メック加工

メック加工とは?

接着剤が入っているマイクロカプセルの配合物をねじ部に特殊加工し、ねじ自体にシールとロック機能を持たせる加工技術です。

■ねじ締め付けにより反応開始

  • メック加工されたねじは締め付けるまでは、乾燥した樹脂皮膜を形成していますが、ねじ込む際にマイクロカプセルが破壊して内包されている固着剤成分がにじみ出し、硬化反応が始まります。
  • ねじとロック剤とシール剤が一体化し、そのまま組み付けるだけで優れた効果を発揮します。

メック加工のメリット

トップマネジメントの方々に

管理コストの低減によるコストダウンや高機能性による付加価値アップにより、低成長時代の安定経営に寄与します。

現場の方々に

通常のねじと同じように締め付けるだけでシール・ロック効果が発揮されるため、作業工程が簡略化できます。

設計・技術部門の方々に

ねじ自体に機能が備わるので、ロック剤、シール剤、シールテープなどが不要となります。また、作業者による塗布忘れ、バラツキが出ません。

購買部門の方々に

部品の管理費を大幅に削減、さまざまな面からトータルなコストダウンが可能となります。

メック加工の使用例

【メック加工の使用例】

  • 電動工具の各種ねじの固定
  • エンジンプラグからのオイルもれ防止
  • 電装品の各種ねじの固定
  • 一般家電・電化製品の各種緩み止め

その他あらゆるねじに応用できます。

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まとめ

プレコートボルト加工は、ねじ自体が優れた効果を発揮する加工技術。大幅なコストダウンを実現するとともに、環境にも充分に配慮した、ますます需要の高まっている技術です。

スリーボンドでは、皆様の設計ニーズに最も適した製品づくりを心がけています。

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