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Product Introduction

Product Introduction 植物由来の原材料「ヒマシ油」を使用した一液性低温加熱速硬化型弾性接着剤 ThreeBond1539

「環境配慮」と「速硬化」を実現した  一液性低温加熱速硬化型弾性接着剤

近年、製造現場では低コスト化や短タクト化のため、あらゆる材質の部材が使用され、材質に合わせた製品、工程が必要とされています。これらに加え、CO2排出量削減などの環境側面に配慮した製品開発も求められています。

スリーボンドではこのような市場ニーズに対応するため、主成分に植物由来の原材料である「ヒマシ油」を変性したポリマーを使用し、従来にない低温加熱・短時間硬化が可能な 「一液性低温加熱速硬化型弾性接着剤(ThreeBond1539)」を開発しました。

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「課題であった硬化時間を短縮し、60℃×1分~の低温加熱・短時間硬化を可能としました。」

幅広い被着体に接着可能な一液性湿気硬化型弾性接着剤は、多くの市場、用途で使用されていますが、取り扱いが簡便な反面、長い硬化時間が必要とされてきました。
そこで、課題である硬化時間を短縮し、60℃×1分〜の低温加熱・短時間硬化を可能としました。

また、ThreeBond1539は、バイオマス資源の「ヒマシ油」を原料とし、環境に配慮した素材を使用しています。

※硬化条件は使用される部品等の熱容量により変化します。

解説者

渡邊 謙太郎

研究開発本部 開発一部 工材開発課

低温加熱による短時間硬化を実現

図1 加熱時の流動特性

一般的に一液性湿気硬化型弾性接着剤は、長い硬化時間が必要である上、硬化性が空気中の湿度に依存するため、大面積の接着やポッティングに関しては不向きです。また、短時間で硬化させるためには、二液性や100℃以上の高温で加熱する必要があるなど、製造現場における取り扱いが課題とされていました。
これらを克服するため、ThreeBond1539は60℃の低温で活性となる熱潜在性硬化剤を配合し、低温加熱・短時間硬化(60℃×1分~)を実現(図1)。硬化後はゴム状弾性体となるため、衝撃・振動・膨張・収縮などの応力緩和が求められる部位の接着、シールに使用可能です。

製造ラインでは、作業工程の短タクト化に繋がり、また、従来に比べ低エネルギーでの製造が可能となるため、製造コストの削減が期待できます。

「ラインタクトの短縮とともに、製造工程や部材の耐熱性から使用できなかった用途への使用が可能となり、幅広い用途展開が可能です」(渡邊)

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バイオマス資源のヒマシ油を原料とし、環境に配慮

図2. ヒマシ油

プラスチック製品の産業廃棄物処理の問題が年々クローズアップされてきている中、太陽と水と植物がある限り、持続的に再生出来る資源として、バイオマス資源が注目されています。
ThreeBond1539は、バイオマス資源の1種で、比較的簡便な方法で生産が可能な「ヒマシ油」に着目し、製品開発を行いました。

ヒマシ油はリシノレイン酸を主成分とし、可撓性、低温特性、安定性、電気特性、生理不活性等の性質を有しているため、環境に配慮した原料であると同時に、接着剤の主成分としても有用な原料です。

「CO2排出量削減などの環境に配慮した製品開発を行うことは、接着剤の生産者・使用者の双方に有益で、このようなニーズは今後増えていくと予想されます」(渡邊)

図3 各種材質別の引張りせん断接着強さ

ThreeBond1539は、各種金属やプラスチックに対して、良好な接着強さを示し(図3)、耐熱・耐水・耐湿性も良好であることから、市場を問わず、幅広い分野、用途への展開が可能です。

「今後、ThreeBond1539を軸として、高機能を付与したシリーズラインアップの拡充を図ります。また、環境に配慮した製品開発の要望は、今後ますます高まっていくと予想されます。

弾性接着剤以外の分野においても、環境配慮に注力し、産業界に貢献できる製品開発を継続していきます。」(渡邊)

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