光照射で仮固定、加熱で本硬化できるデュアルキュアエポキシ樹脂

最新のスマートフォンや自動車には、多くのカメラやセンサーが搭載されています。カメラやセンサー部品は、紫外線硬化型樹脂や加熱硬化型樹脂など、多くの接着剤を使いユニット化されています。これら部品の高精度化に伴い、使われる接着剤も精密に固定でき、各種材質に強い接着力があり、かつ劣化が少ない接着剤が求められています。また、カメラ、センサーの搭載数は年々増加しており、ユニット化工程を簡略化でき、生産性を高めることができる接着剤が必要とされています。

特徴

  • 光照射で精密な仮固定ができる。
  • 加熱で光照射できない部分も硬化できる。
  • 各種材質に接着力がある。
  • 長期使用下でも接着力の低下がほとんどない。

用途

  • カメラモジュールのレンズと鏡筒の固定
  • カメラモジュールのレンズと鏡筒の固定
  • LiDAR部品の固定

開発のポイント

スリーボンドでは、これまで紫外線硬化型のアクリル樹脂やエポキシ樹脂の商品化を行ってきました。そこでカメラ部品の精密固定に使用される接着剤の開発に取り組み、特殊エポキシ樹脂を主成分とした材料の組み合わせを最適化しました。さらに無機充填剤を添加することで硬化物の収縮を抑え、部品の位置ずれを最小限にしています。また、これまで培った硬化技術を駆使することで、 光照射で 仮固定し、光照射できない部分は加熱で硬化可能な「デュアルキュアエポキシ樹脂接着剤」の商品化を実現しています。

性状および一般特性

硬化方法

従来品との接着力比較

デュアルキュアエポキシ樹脂であるThreeBond3142は、既存の紫外線硬化型樹脂や加熱硬化型樹脂と同等の強度を有しており、ガラスや金属だけでなくプラスチックなどの材質に使用できます。

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