長期耐水性と高ガスバリア性がある紫外線硬化型オレフィン系ガスケット

世界各国でカーボンニュートラルの実現に向けて、内燃機関を使用した自動車の廃止目標年が掲げられ、今後ますます自動車の電動化が加速していきます。電動車に搭載されるインバーターや燃料電池には、発生した熱を冷やすための水冷機構、発電のための通気機構があります。そこには、高い耐水性と酸素、水素、水蒸気などの気体を透過しにくい高いガスバリア性を有し、生産タクトタイムを短縮する自動化工程が可能な紫外線硬化型ガスケットが求められています。

特徴

  • 水・酸に対し劣化しにくい分子構造で長期耐水性がある。
  • 酸素、水素などの気体に対して高いガスバリア性がある。
  • 硬化物が柔軟で伸びがあり、圧縮した後の復元力がある。
  • 自動塗布、紫外線硬化によりガスケットを成型できる。

用途

  • 燃料電池の気体や液体流路のシール
  • インバーターの水流路のシール
  • 電装部品の水蒸気シール

開発のポイント

これまでも電動車向けに高耐水・高ガスバリア性を有し、ガスケット本来の特性も兼ね備えた紫外線硬化型ガスケットの開発、商品化に取り組んできました。従来の商品では実現できなかった長期にわたる高い耐久性と湿気や気体に対する高いガスバリア性を目指し、特許技術となるポリオレフィン系の特殊ポリマーによって、その商品化に成功しました。また、部品にディスペンサーで自動塗布が可能な液性状とLEDなどの光源で秒単位で硬化する光硬化性を有しており、ガスケット組み立て工程の自動化、生産性の向上を実現します。

性状および一般特性

ガスケットの耐久性評価

(条件)
耐熱:120℃
耐水:純水 95℃
耐冷却液:50vol%純水希釈クーラント 95℃
耐酸:酸水溶液 95 ℃

ThreeBond3178は耐熱・耐水・耐冷却液・耐フッ酸の各種耐久3600時間においても初期から大きな変化がなく、物性を維持しています。

高いガスバリア性従来商品と比較

最新技術・材料情報一覧へ戻る