No.8

液状ガスケットについて

特長

液状ガスケットとは?

一般に常温で流動性のある物質で、接合面に塗布すると、一定時間の後に乾燥または均一化し、弾性皮膜あるいは粘着性の薄層を形成。接合部の油密・水密・気密を完全にし、もれを防止するとともに耐圧機能を持つものです。

中身のもれを防ぐ、シール効果のある液状の物質のことです。

材料面から見た液状ガスケットの特長と期待効果

  • 単体でシール効果を発揮、塗布量も少量でOK → ガスケット材料費の削減
  • 比較的低い締め付け面圧でも効果 → 部品、材料費の削減
  • フランジ面とのなじみが良好 → 加工工数、加工費の削減
  • 増し締めが不要 → 作業の簡略化
  • 固形ガスケットに比べ、材質の選定や厚みの計算など事前の検討項目を減らせる → 設計時間の短縮
  • どんな形状、寸法のフランジにも使用可能 → 在庫管理の合理化

さまざまな費用削減や時間短縮を実現します。

塗布機械を導入した場合のメリット

  • 自動化が可能 → 生産能力の向上
  • 塗布量が一定化 → 無駄の排除
  • 塗りすぎ、塗り不足などのバラツキがなくなる → 品質の安定
  • 作業人員の削減が可能 → 人件費の削減

塗布機械を導入すると、
品質・生産性において、より大きな効果が得られます。

液状ガスケットのさまざまなタイプ

シリコーン系液状ガスケットの硬化方法

シリコーン系液状ガスケットとは?

多くは一液型で、チューブやカートリッジから押し出すだけで
空気中の水分によって硬化。加熱や加圧等の特別な操作を必要としないため、
誰にでも手軽に使用することができます。

シリコーン系液状ガスケット(ThreeBond 1200シリーズ)の種類

ThreeBond 1200シリーズは多彩な製品を取り揃えています。

用途

パワートレイン用途

  • エンジンのオイルパン、チェーンケースなどの合わせ面
  • トランスミッション(AT、CVT、MT)やデフなどの合わせ面
  • ウォーターポンプなどの合わせ面

電動車用途

  • 車載用電装部品のケースシール
  • 各種センサーの封止
  • バッテリーケースの合わせ面

FAQ

Q

シリコーンの液状ガスケットの使用温度範囲

A

安定してご使用いただけるのは、-40~150℃を目安にご使用下さい。
また、短時間であれば200℃程度までご使用可能です。

Q

様々な商品があるがどの品番を選んだらいいのかわからない

A

商品それぞれに得意なシール媒体が異なり、エンジンオイルに耐性のある商品、冷却水に耐性のある品番等、最適な商品選定が必要になりますので、ご使用に際して弊社営業技術員にご相談ください。

Q

早く硬化させる手法はありますか?

A

反応タイプは、空気中の湿気と反応し硬化しますので、温度及び湿度を適切に保った環境で硬化養生いただくようお願いいたします。

《以下の環境では硬化速度が遅くなる場合があるのでお薦めいたしません》

  1. 高温環境下(加熱オーブン)に入れる
  2. 水の中に入れる

使用上の注意

液状ガスケットの特性をよく理解し適切な利用を

  • 塗布するフランジの表面状態(油・水分やゴミ付着の有無等)によって耐圧性が変化
  • 無溶剤タイプ反応型では、液体から固体に変わるまでに時間がかかり、時間の管理が必要
  • 接着性タイプの取り外し性はあまり良くない
  • 非常に大きなクリアランスを持つフランジにはあまり適さない
  • シールする媒体(油・水等)に適したタイプの液状ガスケットを使用する必要がある

まとめ

スリーボンド創業の原点となった製品で、各種フランジ面をシールする液体材料です。
硬化後はゴム弾性体を形成、優れた耐振動性、耐衝撃性、耐熱性を発揮します。

接着剤セミナー一覧へ戻る